2025年度地域別最低賃金額改定の目安について、7月より「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会」によって複数回にわたり審議が重ねられてきましたが、2025年8月4日に厚生労働省で開催された中央最低賃金審議会により、今年度の地域別最低賃金額改定の目安についての答申が取りまとめられました。
各都道府県の引上げ額の目安については、Aランク63円、Bランク63円、Cランク64円になりました。
それぞれAランクで6都府県、Bランクで28道府県、Cランクで13県としています。
仮に目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,118円となり、昨年度の1,055円から63円の上昇です。これは目安制度の開始以来、最高額となります。また、引上げ率に換算すると6.0%(昨年度5.1%)です。
今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。
詳細は下記をご参照ください。
令和7年度地域別最低賃金額改定の目安について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60788.html