12月10日開催の第23回社会保障審議会年金部会の内容(昨日配信)に対して、連合(日本労働組合総連合会)にて「第3号被保険者制度」等について議論が行われています。
被用者保険の適用拡大及び第3号被保険者を念頭に置いたいわゆる「年収の壁」への対応について、連合委員は、賃金要件の撤廃、企業規模要件の撤廃には賛同の意を示しています。一方で労働時間要件については、年金部会での現行20時間という要件を維持する方向性に対して、雇用保険の適用拡大を踏まえ、今後労働時間要件の引き下げに向けて議論を進めていくべきとしています。
さらに、働き方やライフスタイルが多様化する中で、配偶者の働き方などで該当するかが決まる第3号被保険者制度は中立的な制度とはいえず、第3号被保険者制度については、今回の見直しの議論において「将来的・段階的な廃止」を打ち出すべきと意見しています。
詳細は下記をご参照ください。
・連合|年金部会「3号被保険者制度、マクロ経済スライド」を議論 (連合ニュース)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/news_detail.php?id=2183