2024年6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂版」では、今後の雇用制度において、ジョブ型人事指針を策定する旨が定められています。

ジョブ型人事とは、これまでの新卒一括採用中心や会社主導による異動、企業から与えられた仕事を頑張るのが従業員といった従来の制度から、個々の職務に応じて必要となるスキルを設定し、スキルギャップの克服に向けて、従業員が上司と相談をしつつ、自ら職務やリ・スキリングの内容を選択していくというものです。

これらに基づき、8月28日に「ジョブ型人事指針」が、新しい資本主義実現会議「三位一体労働市場改革分科会」において策定され、公表されました。この指針は、自社のスタイルに合ったジョブ型人事の導入方法を各社が検討できるようにするため、既に導入している多様な企業に協力を求め、導入企業20社の事例を掲載したものとなっています。

内閣官房は本指針を参考に、それぞれの企業において、自社のスタイルに合った導入方法を検討頂きたいとしています。また、連合(日本労働組合総連合会)ホームページでは、当指針に対する事務局長談話も公表されています。

詳細は下記をご参照ください。

・ジョブ型人事指針.pdf (cas.go.jp)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/jobgatajinji.pdf

・(全体HP)新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/index.html#jobgatajinji_head

・連合|新しい資本主義実現会議 三位一体労働市場改革分科会 「...(事務局長談話) (jtuc-rengo.or.jp)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/article_detail.php?id=1321