政府は、2023年10月13日、過労死等防止対策推進法に基づき「2023(令和5)年版 過労死等防止

対策白書」を閣議決定し、厚生労働省から公表されました。この白書は、過労死等防止対策推進法に基づ

き、国会に毎年報告を行う年次報告書です。8回目となる今回の白書では、主に睡眠と疲労、うつ傾向及び

主観的幸福感などの関係について調査分析されており、以下の内容となっています。

◆「2023年版 過労死等防止対策白書」の主な内容

〇「過労死等の防止のための対策に関する大綱(2021年7月30日閣議決定)」に基づく調査分析として、

睡眠の不足感が大きいと疲労の持ちこし頻度が高くなり、うつ傾向・不安を悪化させ、主観的幸福感も低

くなる傾向があること、芸術・芸能分野における働き方の実態、メディア業界や教職員の労災事案の分析

結果等について報告。

〇長時間労働の削減やメンタルヘルス対策、国民に対する啓発、民間団体の活動に対する支援など、2022

年度の取組を中心とした労働行政機関等の施策の状況について詳細に報告。

〇企業や自治体における長時間労働を削減する働き方改革事例やメンタルヘルス対策、産業医の視点による

過重労働防止の課題など、過労死等防止対策のための取組事例をコラムとして紹介。

厚生労働省では、「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会」の実現に向け、引

き続き過労死等防止対策に取り組んでいくこととしています。

詳細は下記をご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35671.html