厚生労働省から、2023年10月11日に開催の「第198回 労働政策審議会職業安定分科会」の資料が公表

されました。今回の議題は、雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案要綱についての諮問となってい

ます。

具体的には、産業雇用安定助成金(雇用維持支援コース奨励金)を、2023年10月31日をもって廃止す

る内容です。雇用維持支援コース奨励金は、新型コロナウイルス感染症に伴う経済上の理由により、急激

に事業活動の縮小を余儀なくされ、労働者の雇用を出向により維持する労働者を送り出す事業主及び当該

労働者を受け入れる事業主に対して、当分の間、出向中に要する経費及び出向に要する初期経費の一部等

を助成するものです。しかしながら、現在の雇用情勢は、求人が底堅く推移する中、引き続き求人の伸び

がみられる産業もあるなど、緩やかに持ち直していることを踏まえ、当該コースを廃止することとされて

います。交付日は2023年10月下旬予定、施行期日は2023年11月1日となっています。

詳細は下記をご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_030127159_001_00058.html

https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001155066.pdf