厚生労働省より、2023年6月20日開催の「第14回 精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」

の資料が公表されました。心理的負荷による精神障害の認定基準の策定から約10年が経過し、社会情勢の

変化から労働者の心身の健康に係る関心が一層高まってきており、認定基準について、最新の医学的知見

を踏まえ多角的な検討の必要性により、その専門検討会が行われています。

報告書(案)ではこれまでの検討結果がまとめられ、前回からの変更箇所が示されています。変更箇所の

一つに、業務による心理的負荷評価について、出来事が関連して生じている場合の考え方について、

「その評価が『中』である出来事があり、それに関連する別の出来事(それ単独では『中』の評価)が生

じた場合には、後発の出来事は先発の出来事の出来事後の状況とみなし、当該後発の出来事の内容、程度

によって『強』又は『中』として全体を評価する」ことが追記されています。〔資料1-28頁ご参照〕

詳細は以下をご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33514.html