厚生労働省より、「キャリアアップ助成金」について令和4年度の変更点の概要資料が示されました。
「キャリアアップ助成金」は、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、
処遇改善などの取組みを実施した事業主に対して助成金を支給する制度です。
4月1日から大きな変更があり、全体的にはこれまでよりも縮小された内容になっています。

    正社員化コース・障害者正社員化コース
  • 有期雇用労働者から無期雇用労働者への転換の助成が廃止されます。
    両コース共通改正事項
  • 「賞与または退職金の制度」かつ「昇給」のある正社員への転換が必要となります。
    賃金規程等共通化コース
  • 対象労働者(2人目以降)に係る加算が廃止されます。
    賞与・退職金制度導入コース(旧諸手当制度等共通化コース)
  • 諸手当等(賞与、退職金、家族手当、住宅手当、健康診断制度)の制度共通化への助成を廃止し、
    賞与または退職金の制度新設への助成の見直しがされます。
  • 対象労働者(2人目以降)に係る加算が廃止されます。
    短時間労働者労働時間延長コース
  • 社会保険の適用拡大を更に進めるため、
    延長すべき週所定労働時間の要件を緩和 (週5時間以上 → 週3時間以上)する措置がなされます。

詳細は、厚生労働省のリーフレットをご確認ください。
キャリアアップ助成金 リーフレット(mhlw.go.jp)