厚生労働省から、11月22日に開催された「第187回 労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会」

の資料が公表されました。今回の議題として雇用保険の適用拡大が挙げられており、これまでの適用拡大

の必要性や留意事項についてのご意見を踏まえ、「雇用保険の適用拡大に関する見直しの方向性(案)」

が示されています。

 見直しの方向性(案)として、「従来適用対象とされてこなかった週所定労働時間20時間未満の労働

者について、雇用保険の適用を拡大し、雇用のセーフティネットを拡げることとしてはどうか」「新たに

適用拡大により被保険者となる層の給付は、現行の被保険者と同様とし、保険料率等についても同水準と

して設定することとしてはどうか」「現状、週所定20時間の労働者を基準に設定されている被保険者期

間の算定基準、失業認定基準、賃金日額の下限額、最低賃金日額等については、適用拡大の範囲に対応

したものとして見直すこととしてはどうか」等が挙げられています。(資料1-1 4頁ご参照)。なお、仮

に週所定労働時間10時間以上まで適用拡大するとなると、最大約500万人が新規適用になるとのこと

から、事務手続き等の検討も含めて今後の動向に注目です。

詳細は下記をご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36430.html