国立社会保障・人口問題研究所より、「2021(令和3)年度 社会保障費用統計」が公表されました。

社会保障給付費(ILO基準)の総額は138兆7,433億円となり過去最高額の更新となりました。また、部

門別の「医療」では、新型コロナのワクチン接種が本格化し、前年と比べて11.0%増となっています。

集計結果のポイントは以下です(資料『結果の概要』4頁~5頁ご参照)。

【社会保障給付費の状況】

・社会保障給付費(ILO基準)の総額は、138兆7,433億円となり、1950年度の集計開始以降の最高額を

更新した。前年度と比べ6兆5,283億円、4.9%の増加。

・人口1人当たりの社会保障給付費は、110万5,500円で、前年度と比べ5万7,400円、5.5%の増加。

【部門別社会保障給付費の状況】

・「医療」が47兆4,205億円、「年金」が55兆8,151億円、「福祉その他」が35兆5,076億円。

・前年度からの増加額は、「医療」が4兆7,013億円(11.0%増)、「年金」が1,816億円(0.3%増)、

「福祉その他」が1兆6,455億円(4.9%増)。

・「医療」は新型コロナウイルスワクチン接種関連費用、医療保険給付の増加が大きく、「福祉その他」

は子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金による増加が大きかった。

詳細は以下をご参照ください。

https://www.ipss.go.jp/site-ad/index_Japanese/security.html