厚生労働省より、2023年5月29日に開催された「第13回 精神障害の労災認定の基準に関する専門検討
会」の資料が公表されました。
 今回の検討会では「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会報告書(案)」が提示されています。
精神障害の労災保険給付請求件数は年々増加しており、2021年(令和3年)度には2,346件となっています。

 こうした現象の背景には、働き方の多様化が進み、労働者を取り巻く職場環境が変化するなどの社会情勢の
変化があると考えられています。認定基準の策定から約10年が経過した現在、このような社会情勢の変化が
生じ、また、労働者の心身の健康に係る関心は一層高まってきており、認定基準について多角的に検討する
ことが必要であるとして設けられました。
 検討会では、上記の背景を踏まえ、認定要件や業務による心理的負荷評価表の見直しをはじめとする認定
基準の全般について、最新の医学的知見を踏まえた検討が行われました。報告書は、これらの検討結果を
取りまとめたものとなっています。

詳細は以下をご参照ください。
第13回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」|厚生労働省 (mhlw.go.jp)