国会に提出された「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律等の一部を改正する法律案」が、2025年6月4日参議院本会議で可決・成立しました。
この改正案は、多様な労働者が活躍できる就業環境の整備を図るため、ハラスメント対策の強化、女性活躍推進法の有効期限の延長(2036年3月31日まで10年間延長)を含む女性活躍の推進、治療と仕事の両立支援の推進等の措置を講ずるものです。
特に、ハラスメント対策の強化では、この改正により「カスタマーハラスメント」「就活ハラスメント」防止のため、事業主に雇用管理上必要な措置が義務付けられます。また、提出時からの修正として、フリーランスへのカスタマーハラスメント防止のための施策について、政府が検討を加え、必要があると認める時は所要の措置を講ずるとすることを附則に含むとされました。
施行期日は、一部を除き、公布の日から起算して1年6月を超えない範囲内での政令で定める日です。今後、具体的な資料等が公表されましたら改めてお知らせ致します。
詳細は下記をご参照ください。
・(法律案、修正案等)第217回国会(令和7年常会)提出法律案|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/topics/bukyoku/soumu/houritu/217.html
※当HPの「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律等の一部を改正する法律案」をご参照ください。